父島2日目・その2

ようやく南島へ到着。

小さな湾に入ると揺れがおさまり、僕は命拾いをした。

ここでランチタイム。南島は無人島なので、

前もって昼食を用意して来る様に言われていた。

南島は国が保護する島で、勝手に入ってはいけない事に

なっているそうだ。歩く場所も赤い杭が打ってあり、

指定されている。かなり険しく、なんだか

よその星へでも来た様な見たこともない風景の島だ。

案内人に続き

同じ道を歩く

頂上からの風景

入り江が

美しかった

曇り空が、この未知の自然の世界を更に演出していた。

なかなか見られない興味深い風景だった。

約1時間半の昼食休憩ののち、再びクルーザーへ乗り込んだ。

僕はもうすっかり元気を取り戻していた。

しかしまた酔うかもしれない・・という不安も残しつつ。

午後は、クジラ&イルカを探しつつ島の周りを一周する

という事だった。で、イルカを見つけた場合は近づいて

皆で潜る。僕は体を締め付けるウエットスーツが

船酔いの一因と判明したのでこれを着ず、イルカと一緒に

泳ぐ事はこの時点で断念した。皆に頑張ってもらおう。

イルカは2度ほど現れ、そのうち一回は共泳に

成功した様である。こんなイメージか・・

<画像提供:れこきちアイコン館>

海側から見る父島はダイナミック。切り立った断崖絶壁、

海からそびえ立つ岩々がいろんな物に似た形をしているため、

そのまま名前が付けられていたりする。

ハートロック、キングコング、亀頭岩、etc...

僕は前半の分も取り戻そうと、頑張って目に

焼き付けようとした。従って写真はあまり撮ってません(笑)

クルーザーは最後にダイビングスポットへ停泊し、

泳ぐ時間をくれた。

皆はカラフルな美しい魚と共に楽しそうに泳いでいた。

僕はウエットスーツを着られないのでただ眺めていたが、

無性に海へ入りたくなった。そこで意を決して、

ウエットスーツ無しでも入れるかどうか案内の方に尋ねると、

「入れない事はないですよ」

という事だ。よっしゃ、ここは前半分を取り戻すぞ!

ってなもんで、僕は着ていた雨具を脱ぎ捨て海パン一枚になり

シュノーケルと足ひれを装着した。

そして意を決してえ〜いと海へ飛び込んだ・・・

というのは嘘で、まず下半身海へ浸かってみた。

やっぱり冷たい・・寒さが全身を容赦なく襲って来る。

船の上から

「全部入ってしまった方がいいですよ」

と声を掛けられたので、思い切って頭までザブン、

その時、なんとも言えぬ爽快感があった。

久々の小笠原の海の中、鮮やかな色の魚たちが舞い踊る、

まさに竜宮城だ。いささか無謀だったのかもしれないが、

海へ入って本当に良かったと思った。

そんなこんなでツアーを終え、二見港へ戻って来た。

僕らは皆満足感に笑みをたたえ、後ろ髪を引かれる思いで

びいなす号へ戻った。

さて、後半の仕事も頑張るか!!

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