父島2日目

ホエールウォッチング&イルカと一緒に泳ぐツアー

3月4日、天候はあいにくの曇り空。少し肌寒い。

このツアーに参加するのは、木村さん、小鼓音さん、林さん、僕の4人。

午前8時15分の集合時間に皆ピッタリ現れ、

8時20分の通船で父島へ渡った。

これも「父島タクシー」主催のツアーだ。

昨日バイクを借りたというので、割引をしてくれた。

受付のおねえさんは4年程前にこの小笠原・父島へ移り住んだそうだ。

ここは以前は漁業が盛んだったが、最近は魚があまり採れず

今は観光業が小笠原の主な産業らしい。

このツアーはイルカと一緒に泳ごう!という事らしいが、

一体どうやってイルカと一緒に泳ぐのだろう。

参加した4人はそれぞれが自分なりのイメージを膨らませていた。

ウエットスーツをとりあえず腰まで着て、シュノーケルと足ひれを持って

父島タクシー所有のクルーザーに乗り込む。ウエットスーツを着るのは

生まれて初めてだ。

参加客は10人くらい。ホエールウォッチングのみの客も居るようだ。

程なくクルーザーは出発、船長の名調子がスピーカーから聞こえてきた。

このツアーの説明だ。それによると、まずはクジラ探し、クジラが出たら

(船長はクジラやイルカが「出る」と表現していたが僕にはそれが妙に

おかしかった)近づいて行ってじっくり見る。イルカが出たら

(やっぱりおかしい)これまた近づいて行って皆で飛び込んで

泳ぐ(!)という事らしい。かなり無理矢理な企画にも思えたが

まあやってみなければ分からない。今の時期、クジラが出る確率は

100%、イルカは出ないかもしれないという事だった。

イルカが出なくても返金は無いんだろうな。

天候が悪いせいか波が結構高い。びいなす号に比べると

とても小振りなクルーザーは大きく揺れていた。

クジラを探している間、船長は客が退屈しないようにジョークなどを

交えながら相変わらず名調子で喋り続ける。クルーザーから見た方角は

時計の針に例えて言うようだ。

「あっ!3時の方向にクジラが出ました!距離約300メートル」

といった具合に。

出たら、クジラに対して必ず「ありがとう」と声を掛ける船長。

ブリッジ(?)(大きくジャンプする事?)なんかをしたりすると

「やったーーー!わっはっはっは」と大きな声で叫び、皆の気分を

更に盛り上げる。とても楽しい船長だ。

しばらく揺られてるうちに、僕へやってきたのは

クジラでもイルカでも無く、・・・船酔い。(またか!)

おかしいなあ、今まで小さな船では酔ったこと無いのに。

何かの間違いだ、とごまかそうとしても容赦なく襲ってきた。

皆が楽しんでる中、ひとりで俯せてしまった。船長の名調子と

皆のはしゃぐ声がだんだん遠くなっていった。それでもクジラが出たと

聞けば、薄目を明けてその方角を見てみたりする。その日のいちばん大きな

ブリッジを辛うじて見たあと、ついに顔も上げられなくなった。

全身から力が抜け、ガタガタと震えた。いつでも海へ吐ける態勢を

とったが、悲しいかなやはり吐けないのだ。(船内生活参照)

このままずーっと乗ってるのかな・・まあ仕方がないな・・

でもどうしてもダメだったら戻ってもらおうか・・・

そんな事が出来るのか?じゃあどこでもいいから降ろして貰うか?

そんな訳にはいかないだろうなあ・・

じゃあどうすれば・・・ひたすら我慢か?そうだな・・・

しょうがないな・・・

などと朦朧と考えていると、ランチタイムに南島という所へ

上陸するらしい事が分かった。

おお・・天の救い。

あと何分だ?

1時間半もあるじゃないか!!(ガーン

なんとか耐えるしか無いか・・・

というわけで、このツアー前半は船酔いとの戦いをしていた為、

景色はほとんど見て無いし、クジラは少し見たけど、

それがどうした、という感じになってしまった(笑)

あ、そうそう、イルカも出たらしい。

通船から撮った「ぱしふぃっくびいなす」

びいなすクルーズのホームページ

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