*****ホーチミン(ベトナム)***** Photo

ホ−チミン市に来るのは2度目だ。勝手も少し理解している。

町に出てまず驚く事は、バイクの多さだ。道路を走ってる乗り物は、
バイクが7割、車が2割、あとの1割は自転車やシクロ(自転車の前に座席
が付いてて一人乗れる様になってる輪タク)。
とにかく、広い道路も狭い道路もバイクがうじゃうじゃ走ってて、
信号機はほとんど無いから、初めて来た時はこりゃいったいどうやって
横断するのだろう・・と随分困った。で、地元の人の渡り方を見てると、
適当にバイクなどの量が少なくなったあたりで、おもむろに渡り始める。
ゆっくりと一定の速度で歩いて渡れば、あとは向こうがよけてくれる、
という寸法らしい。しかし初めは恐かった。バイクのスピードはそれほど
速くはないが、よけ方といえば、なにしろ僕の身体のすれすれを沢山の
バイクがすり抜けて行く。でも、ここで恐がって走ったり止まったり
してはとても危険だ。向こうは一定の速度で歩いてるのを前提によける
から、走ったり止まる事は計算に入ってない。初めの頃はこの横断がいやで
あまり歩きたくなかった。随分慣れたけれど。
それからここも東南アジアの例にもれず、一人で歩こうものならシクロが
どこまでもついて来る。乗れば気持良さそうでもあるけど、これも悪い人と
良い人が半々くらいなので、あまり乗る気はしない。だから、振り切る
にはシクロが入れない道に逃げるしか無い(笑)そういう訳で、町歩きは
慣れないといちいちストレスが溜まる(笑)

しかし、ここはなかなか面白い町だ。人々に活気があり、物価も安いし
店には洒落た品物が豊富に並んでいる。食べ物も美味しい。街並みは、まあ
日本の様な新しいビルなんかもあるけど、植民地時代の名残りでヨーロッパ
調の美しい建物も沢山残ってて、ミスマッチ感がある。

僕はここの庶民の食べ物として有名な
「フォーボー」と呼ばれるラーメンの様な食べ物を是非食べたくて、
一人で地元の人が行くと思われるめちゃくちゃ不潔そうな食堂に行った。
無論ハエがぶんぶん飛んでる(笑)。屋台もあるが、この店だって屋台とさほど
変わり無い。旅行者がこういった所で食べたりしないわけではないが、お腹を
壊す確率はやっぱり高いらしい(笑)僕はお腹は丈夫な方だが、ある程度は
覚悟をして、「フォーボー」を注文した。しばらくしたら「フォーボー」と
皿に山の様に盛った数種類の生の香草、レモン、刻んだ唐辛子、辛味用のタレ
を次々と店のおやじが持って来た。僕が「お金は先に払うのか、後か?」と
英語で尋ねたら全く通じず、怪訝な表情を浮かべて僕の隣にどっかと座った。
金を払うまで食うな、といった顔をしてる(笑)わかったわかった、てなもんで、
「How much?」と尋ねたらこれはさすがに通じて、6000ドンだという。
払ったら頷いて奥へ引っ込んでしまった。ちなみに6000ドンは日本円で
約60円。メチャ安(笑)
食べてみたら、これが滅茶苦茶旨い! お腹を壊すかも知れない、なんて事は
すっかりどこかへ飛んでしまって、あっという間に平らげた。これだったら
少々お腹を壊してもいいや、と思えるほど美味しかった。

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夕方になると、街には人がどんどん増え、バイクもどんどん増え、
露店商や屋台も増え、訳の分からない物売りなども増える。

物乞いの類いも増え、中には戦災によるものと思われるが、片腕を
失ったり、両足を失ったりした人達がそれを売りに物乞いをする。

子供の物売りも沢山居て、日本語で「おいしいガムを買ってください」
などと甘えた声で言いながら寄って来る。子供である事を精一杯売りに
している。僕はそういうのは嫌いだから相手にしないけど、同行
していたある一人がその子供から「買ってあげたくなる」と言って
ガムを買ったら、どこで見てたのか、たちまち10人以上の物売りの
子供が集まって来て取り囲まれてしまった。しっかりしてるなあ(笑)

露店商から買い物する場合、タバコ一つ買うにも苦労する。なにしろ
とんでもない理屈をつけて高く売ろうとする。どう見ても同じサイズ
なのに、こっちの方がビッグサイズだから高いんだ、とか(笑)よく
偽者のジッポーライターを売ってるのだが、これの凄いところが、
普通なら機械で刻印するブランド名とかイラストの類いがここでは何と
手書き!小さな文字も丁寧に手書きで一見すると本物に見えなくもない。
もちろん、良く見るとすぐに手書きと分かるけれど、これを「見ろ、
ちゃんと刻印してるだろ?だから本物だ」などと真顔で言う(笑)
あまりにも無茶苦茶で笑ってしまうが、僕はむしろ本物のジッポーより
価値があるように思う(笑)1個1個全部手書きで、同じものが二つと
無い。日本じゃ考えられない(笑)。2種類の色があって、片方は偽物を
偽物として売ってて1ドル(ここも米ドルが使える)と安いから、それを
二つ買った。ちなみに本物として売ってる物は赤茶けていて、ベトナム戦争の
時に戦死した兵士が持っていた、という事になってるらしい(笑)でもこれも
やっぱり手書きなんだけど(笑)値段は20〜30ドルだそうだ(爆笑)。

ベトナムは女性の買い物天国らしい。刺繍もののバッグなど、可愛い物が
豊富にある。しかも、安い。ある人などは、買い物だけの為に1週間くらい
来たい、と言っていた。
ここの人達は、バンコクやミャンマーよりさらにうさん臭くて信用出来
ない(笑)エネルギーは感じるけど、人情の様なものはあまり感じない。
しかし、あまりにも見え見えな事ばかりやるから、思わず笑ってしまう。

何か、不思議な魅力を感じる国、それがベトナムだ。


Photo

寄港を民族舞踊で出迎えてくれた

ホーチミン市街 

道路を走ってるのはバイクが大半

サイゴン川

ベトナム美女たちと



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